「ありえない!!」その気持ちわかります
スピリチュアルでは、“子どもは親を選んで生まれてくる”とされていますが、スピリチュアルに無縁な生活を送っていると、「何をワケのわからないことを言ってるんだ」という話になります。私もこの話を初めて聞いた時は、とても驚きましたし、すんなり受け入れることはできませんでした。
“私たちは魂の存在であって、魂は肉体がなくなっても生き続ける”という前提が受け入れられないと、この、“子が親を選ぶ”という話は成立しません。
魂として成長するために、繰り返し生まれてくる
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生まれ変わる度に、その人生において取り組むテーマを決める
(課題のクリア、弱点の克服)
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テーマを深めるための条件(時代・国・性別・家族構成など)が必要になる
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親を選ぶ(事前に親の魂とも合意している)
子どもにとって最も身近で、絶対的な存在である親は、良くも悪くも多大な影響力をもっています。だからこそ、魂の成長の観点でいえば、その関係性を活用しない手はない、ということになります。
親とともに、親との経験も決めている
親子だからこそ、他の関係性では得られない経験があります。関係が良好であれば活力になりますが、何らかの問題があれば人生に大きく影を落とすことになります。
どういう性格の親で、どんな役割を担うかは、あらかじめ双方の魂が合意して決めているわけですが、この世に生を受けた時点で、魂同士で交わした約束や、描いたシナリオを記憶から消してしまうために、親との関係性がマイナスに作用している人は苦しんでしまいます。
でも、魂としてみると、今世で親子の関係になるくらいですから、絆は深くて強いのです。その固い絆があるからこそ、子ども側の魂が成長に必要な経験を積むために、言ってみれば“嫌な役回り”を引き受けてくれているわけです。また、親との間で壮絶な経験を積んでいる人は、それだけの経験を自らシナリオとして敢えて組み入れていることを考えると、成熟した魂と言えるのではないでしょうか。
この話が受け入れられないとしても、ほんの少しだけ柔軟な気持ちをもって、「もしかしたらそういうこともあるのかもしれない」と一旦受け止めてみることをおすすめします。親に対してわだかまりがある人は、心の奥の氷が溶け始めるきかっけになるかもしれません。