次々とサインが送られてくる…
私たちは、宇宙から“次の段階に進む準備が調った”と見なされると、本人の意思とは関係なく、思い掛けずして、急に何かを見せられて、それに興味や関心が湧いたり、または、ある何かをせざるを得ない方向に進むことになったりします。今回の私もまさに、そんな感じでした。
つい1ヵ月前までは、自分が滝行をするなんて、まったく思いもしませんでした。それが、急に次々と滝行のサインが投げ掛けられるようになったのです。
時はお彼岸を迎えていて、暑さもひと頃の激しさが落ち着いてきていました。
「滝行かぁ…行くなら来年の真夏、猛暑続きの日に避暑がてら行けたらいいなぁ」などと、禊や祓い、精神性を高めるための滝行を、プールや水浴びのようなレジャー感覚で考えてしまったことを即座に打ち消しました。(恥ずかしい…)
「この時期にサインが来るってことは、そういうことじゃないよね…これはもう、この先の季節で滝行をする流れなんだな」と観念しました。
魂レベルにおける滝行の必要性を感じる一方で、意識レベルでは、肌寒くなる季節を少しでも避けたい、本格的な冬など絶対に逃れたい、という世俗的な気持ちを抱え、葛藤がありながらも、自分のガイドに確認しながら、日付と場所を選定しました。
いざ滝行へ
滝行当日は、薄曇りの空。最高気温22℃予想。川の水温は…?
どこまでも広がるグレーの空のもと、深い緑に覆われた山の稜線を覆うように白い雲が垂れ込めていて、それは白龍さながらでした。
滝行の前に神社に参拝し、滝を使わせていただくご報告と、滝行の安全を願います。
いよいよ滝に到着。指導者の方の指示に従い、まずは滝壺に入り、肩まで身を沈めて水温に身体を慣らします。
「うわっ、冷たい…」(心の声)
その後は、少し気後れしつつも覚悟を決めて、滝の下へ。
滝に打たれること3度。
落差10メートルの滝は、水量が多く、頭上から注がれる水はドバドバと脳天を打ち続けます。滝に打たれているものの、水量が多いために滝の中に入り込んでいるような状況で、何だか滝に包まれているようでもありました。
“次”があるかどうかわかりませんが、ひとまず今回の滝行は終了です。
帰りの路線バスに乗り込み、バスが走り出してほどなくすると、雨が降り出しました。