問題は起きる
私たち魂は、成長のために生まれてきているので、生きている限り問題は起こります。問題に直面することで気づきや感動があり、成長につながるからです。
私たちは問題が起きると、迷ったり行き詰まったりして立ち止まってしまい、前に進めなくなることがあります。自分の人生ですので、最終的には自分自身で決断しなければなりませんが、何一つ手掛かりがない状態というのは、本当に迷路のように感じてしまって、もうどうすればいいのかわからなくなってしまいます。
私がサイキックリーダー(守護霊のメッセージを読み取って伝える)になったのは、過去にそうしたメッセージを伝えてくださる人から“魂の言葉”を授かったことで救われて、前に進めた経験が何度もあったため、同じように迷路に入り込んだ人のサポートをしたいと強く願うようになったからです。そして、世界的なパワーストーンの権威からサイキックのノウハウを学び、リーディングができるようになりました。
でも、リーディングをしている私は、特別な存在ではありません。クライアントの守護霊が、クライアントに伝えようとしていることをそのままお話しているだけです。郵便でいうところの、配達員に過ぎないのです。
守護霊は、常に私たちを見守っていて、その魂の成長や進化のためにサポートしたいと願っています。そして、守護霊はサポートをしている魂のことをとても理解しているので、誰の口から伝えてもらえば最も効果的か、ということもわかっているのです。
私の元に来られるクライアントは、その人の守護霊がご縁を授けてくれていると感じます。世の中には様々な、そうした伝える側の人がいますが、ある特定の人にピンときたということは、守護霊がご縁をつないでくれている可能性が高いといっていいかもしれません。
守護霊のメッセージ
守護霊からのメッセージはとても端的です。一方で、手取り足取り、「ああしなさい、こうしなさい」といったことは示してきません。最も気に留めておかなければならないのは、“私たちは天界の操り人形ではない”ということです。すべて言われたとおりに行動していたのでは、生まれてくる意味がありません。
私たちの意識レベルでは、極力困難を避けたいと願うのはとても自然なことではありますが、魂の成長のためには“無事で人生を終える”ことは、気づきや感動を得られないことから、問題が起こることは、むしろ魂にとっては喜ぶべきことなのです。
それから、私たちの人生はすべて決まっているわけではありません。「あなたはこれからこうなります」といったことを事細かに知ってしまったら、魂の成長に逆行することにもなりかねません。例えば、「あなたは試験に合格しますよ」と言われたら、安心して本来するべき勉強が疎かになってしまうかもしれませんし、「この時期にこの人と結婚しますよ」と言われたら、自分を高める努力をしなくなってしまうかもしれません。
守護霊は、本当に必要なメッセージだけを伝えてくるので、本人が望む答えが得られないからといって、ふて腐れるのは間違いなのです。授かったメッセージで、人生をよりよいものにしていくといった捉え方ができるかどうかです。
守護霊からのメッセージは、その人の魂の成長を願った“深い愛のメッセージ”なのです。