スピリチュアル

才能や能力にまつわる話

「不要」か「時期尚早」のどちらか

私たちは、自分にできないことがあるとつい、それができる人と比較して羨んでしまいます。

でも、意外に思われるかもしれませんが、私たちは、“現時点での自分”に必要な才能や能力は、実はすべて授かっています。授かっていないものがあるとすれば、それはその人の今世において必要ないか、もしくは、授かる時期がまだ来ていないかのどちらかです。(本人が能力を自覚しておらず、ある時にそれに気づく場合は後者になります)

 

必要ないのであれば、「そもそも必要ないものに囚われず、他に目を向けるべきものがある」ということになりますし、授かる時期が来ていないのであれば、「それよりも先に学ぶべきことがある」ということになります。

 

いずれにしても、今の “ない(できない)状態の自分” を肯定することが肝要です。まさに私がそうだったからわかるのですが、周りと比較して羨んだり、自分を卑下したりしているうちは、「これがあれば幸せ・あれがなければ幸せではない」といった不足・不満に意識が向いている可能性が高いです。

 

私たちは魂の成長のために生まれて、色々なことを経験します。何かを経験した先に、学びや気づきがあり、それによって魂が成長していきます。魂レベルではそれがわかっているので、現時点でできないことがあったとしても、それでも状態としては「今が完璧である」ことを知っています。単に、意識レベルで不足・不満の状態に陥っているだけなのです。

 

いずれにしても“授かる”

不安に陥ったり焦ったり、他人を羨んだり自分を卑下したりしてしまう時というのは、大抵、無いものに目を向けているのですが、その状況を味わい尽くすことで、ある時、「自分はこれだけのものを授かっていた」という、“既に在るものへの感謝”に気づけたとしたら、羨むことや無いものねだりをすることも、必要な経験や学びだと考えることができます。

 

今の自分の状態を肯定し続けていると、必要のないものだったら、「だから必要ではなかった」ということに気づく出来事や機会を授かることになりますし、時期が来て授かるのであれば、最適なタイミングで必要な人との出会いがあったり、思いも掛けないかたちで身についたりするようになっていて、「今までのこの過程が必要だった」ということを実感することになります。

 

ついつい不安に陥ったり焦ったり、他人を羨んだり自分を卑下したりしてしまうなら、まさに今、不足感・不満感を抱いている状態を自覚し、在るものに目を向けて感謝の気持ちで満たす状態に軌道修正する時期が来ているのではないでしょうか。

人生どこまで行っても、周囲と比較して一喜一憂するのではなく、今の自分を肯定し、今の自分が授かっているものだけでしっかり生きる。そこに尽きるといっていいかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

相手に何を望みますか?前のページ

それ、”習得できなくていい”のかもしれません次のページ

関連記事

  1. スピリチュアル

    それ、”習得できなくていい”のかもしれません

    別の学びや気づきがある前回お伝えした「才能や能力」にも関連がありま…

  2. スピリチュアル

    パワースポットあれこれ

    “おひとり様”効果神社仏閣をはじめとして、パワースポットと呼ばれる…

  3. スピリチュアル

    今はわからなくても大丈夫です

    好きなことや興味のあることをするのは、自分自身を大切にすることでもあり…

  4. スピリチュアル

    なぜ囚われるのか

    そこにあるものは…誰しも心の中に棘のように刺さってなかなか外れない…

  5. スピリチュアル

    お母さんのお腹で一生を終える魂

    私には、妻(当時)のお腹の中で一生を終えた子どもが一人います。この出来…

  6. スピリチュアル

    過去世を知ることは重要?

    過去世を知る目的は何か?“過去世で誰だったのか”とか、“どんな過去…

おすすめ記事

  1. 登録されている記事はございません。
  1. 登録されている記事はございません。
  1. スピリチュアル

    既に決まっています
  2. 気ままな参拝記

    金龍山 浅草寺
  3. スピリチュアル

    「ゆるし」とは
  4. スピリチュアル

    私の課題とゆるし
  5. 気ままな参拝記

    戸隠神社(後編)
PAGE TOP