決めつけると閉ざされる
誰でも勘違いすることがあると思いますが、勘違いする時には大抵、“思い込み”が働いているのではないでしょうか。何かに強く意識が向いていると、他のことには意識がまわらないように、それくらい、思い込みなどの私たちのフォーカスする意識は強力だということを念頭に置いたうえで、話を進めたいと思います。
ところで、あなたは、自分自身に勘違いしているかもしれません。
“うぬぼれ”の類いの勘違いの話ではありません。“本当は可能性を秘めているのに、自らの思い込みによってそれを閉ざしてしまっている”という勘違いです。
この「思い込み」は「決めつけ」と言い換えることもできます。
一方的に決めつけてばかりの人に遭遇したことはありませんか?その時に、この人は他の可能性を考えたり受け入れたりする気はない、何を言っても仕方がない、という感覚になりませんでしたか?それと似たようなもので、自分自身の可能性や枠を決めつけてしまうと、意識が強力に働いて、それ以上は広がらないように可能性を重く閉ざしてしまいます。
閉ざされると発揮できない
私の話でいうと、今の仕事を始める前はずっと、「サイキック感覚=見えないものが視えるとか、聞こえないものが聞こえるといった霊感」だと思い込んでいました。実は私は、オーラを感覚で感じ取ることができていたのですが、霊感がないというだけで、サイキック感覚は持ち合わせていないと決めつけて、サイキックの可能性を閉ざしていたのです。そしてこれはいわゆる、「自分に許可を出していない状態」だったともいえます。
「これは違う」とか、「私にはできない」と思っていたら、そこから可能性が広がらないのは想像がつくのではないでしょうか。そして、それをことあるごとに口にしたり、考えたりしていたら、負のループに延々と陥ることになります。
口にする・考えることで、潜在意識にそうした情報(思い込み)を刷り込み続ける
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それに付随したことに直面した時に、強力なブレーキが掛かってしまう
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やっぱり私が感じている通りだ、という結果を引き寄せる
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改めてその状態を口にしたり、考えたりする
自分自身の可能性を思い込みや決めつけで囲い込まずに、
“その気になれば、少しはできるかもしれない”
“今の自分には難しく感じてしまっているだけかもしれない”
といった、断定しない捉え方をすることをおすすめします。それが難しい場合は、「できる・できない」ではなく「向いている・向いてない」で考えるのもありです。
思い込みや決めつけで、そこから広がる可能性を閉ざしたり、流れを堰き止めたりしないようにしたいものです。