一方で拒否している自分がいる!?
誰しも、幸せでありたい、そう願っているのではないでしょうか。
でも、もし望む状況が叶っていないとして、その原因が他ならぬ自分自身にあって、その理由が、自覚がないまま、その望む状況を強く拒否しているとしたら…
私は拒否なんてしていない、そう思うかもしれません。
では、望む状況を拒否しているとは、どのような状態なのでしょうか。
それは、「自分以外の誰かが、自分が叶えたいと願う状況を手にしていることを、祝福できない状態」です。
例えば、あなたが幸せな結婚を夢見ていながら、他の誰かが結婚することに対して、快く思っていなかったとしたら、どうなるでしょうか。
誰かの結婚を素直に喜べない
(喜べないということは、その状況を受け入れ難いと捉えている)
↓
脳は“他の誰かの結婚”とは認識せず、“結婚そのもの”を受け入れ難いと認識してしまう
(結婚すること・結婚そのものを受け入れられず、拒否している状態になってしまっている)
↓
なかなか結婚に至らない
(潜在的に自分が避けたいと感じている通りになっている)
口では「おめでとう」と言いながらも、心の中では快く思っていないとしたら、まさにこうした状態が起こっているということです。
対象は“誰か”ではなく“状況”にある
結婚を例に出しましたが、これは、「自分の望む状況を、他の誰かが叶えていること」すべてに共通します。自分の脳が認識する対象は、“相手”ではなく、“状況そのもの”なのです。ある特定の状況に対する気持ちの向け方が、自分の状況を左右していることに気づけば、(誰かの)幸せな状況を心から喜んだり、祝福したりすることができるようになるのではないでしょうか。
他方で、この人の状況は祝福できるけれど、あの人は祝福できない、という状態もバランスが取れておらず、一貫性がありません。“ワンパターン”は時にネガティブに捉えられることもありますが、殊にこのことに関しては、ワンパターンであることに越したことはありません。
自分の叶えたい状況を見せられるというのは、あなたにもその可能性があることを意味しています。
誰かが叶えたなら、それが誰であろうと祝福しましょう。
次に自分が受け取る(叶える)ために。