“おひとり様”効果
神社仏閣をはじめとして、パワースポットと呼ばれる場所は沢山あります。
気の合う仲間と連れ立ってパワースポットに出掛けると、共鳴した波動が渦を巻いて、陽のエネルギーが増幅していく感覚を味わうことができて楽しいです。
一方で、自分自身と向き合ったり、感性を研ぎ澄ませたりしたいということであれば、“おひとり様”で出掛けてみることをおすすめします。
気になるものや惹かれるものが目に入って、もっと近づいて見てみたいと思ったり、もう少しその場に留まりたいと感じたりしたとします。同行者がいると、相手を意識して切り上げるか、あるいは諦めたり我慢したりすることになるかもしれません。
逆に、興味がなかったり、あまり気乗りしなかったりしたことでも、相手に合わせることがあるかもしれません。いかに気心の知れた相手と一緒に出掛けたとしても、全く気を配らないわけにはいきませんよね。
自分以外の誰かに気を回す度に、感性や感覚は寸断されます。そして、諦める・我慢する・相手に合わせる…これらすべては、自分の感性や感覚を閉じ込めることになります。
誰にも気兼ねすることなく、パワースポットで気になったり惹かれたりしたものに、静かに心ゆくまで浸ってみる…そんな機会を設けてみると、誰かと一緒の時にはわからなかった自分の感性や感覚に気づくかもしれません。
三大パワースポット
世間で言うパワースポットは、万人向けかもしれませんが、一人ひとりに固有のパワースポットが存在します。それも3箇所。それは、産土神が祀られている神社と、父方のお墓、母方のお墓です。
私たちは、独りでは生きていけないし、必ず誰かに支えられたり、面倒を掛けたりして、お世話になっています。そしてそれは、この現実社会(三次元の世界)で関わりのある相手だけに限りません。普段の生活では、なかなか実感しにくいかもしれませんが、私たちは常に、目には映らないご縁のある存在に見守られています。
また、私たちが今回の人生で様々な経験ができるのは、脈々と命を繋いでくれた方々がいたからに他なりません。
そこに意識を向けることで、その存在と繋がることができて、絆がより強固になります。
結婚している人であれば、嫁ぎ先もしくは婿入り先の家のお墓参りをすることで、何かが開けてくる場合もあります。過去世で血縁だった、あるいはご縁の深かった家に、嫁いだり婿に入ったりして、今世は立場を変えて関わるということもザラにあるからです。
パートナーの親族を“義理の関係”と捉えるのは、あくまでもこの世界のひとつの観念です。魂的な結びつきというのは、それを越えたところにあったりするものです。
お墓参りについては、こちらも併せてお読みいただくといいかもしれません。
→お墓参りについて思うこと