合わないなら会わない
以前、言葉がもつエネルギーについてお話しました。自分が普段使う言葉に気をつけていても、周りに延々とネガティブな言葉をまき散らす人がいたとしたら、そんな時はどうすればいいでしょうか。
“エネルギーが合わない人とは会わない” が鉄則です。
それがもし仮に、両親や兄弟姉妹、友人だったとしても、です。会わない、もしくは会話を避けることが難しいとしても、会う回数を減らしたり、極力関わらないようにしたりすることはできるのではないでしょうか。
私たちは周りの人のエネルギーの影響を受けていますし、周りの人もあなたから何らかの影響を受けています。お互いの状態が近ければ居心地がいいし、あまりにも違いすぎると気疲れします。そして、気疲れした状態が長く続くと、エネルギーが枯渇して気力が失われることにもつながります。
一方的に、愚痴や不平不満を聞いている状態は、聞く側のエネルギーが話す側に吸い取られているので、エネルギーがどんどん減って(下がって)いきます。穢れ(けがれ)という言葉がありますが、穢れは気枯れとも言われます。エネルギーが下がり過ぎた状態は気が枯れた状態、すなわち気枯れているといっていいかもしれません。
実は相手のためになる
ネガティブな言葉をまき散らす相手が、親や兄弟姉妹、友人だったりすると、“話を聞くのは当たり前”だとか、“距離を置くのは薄情だ”と感じてしまうかもしれませんが、合わない人と距離をとることは、あなたのためだけでなく、必ず相手のためにもなります。相手がネガティブな言葉をまき散らす時間を減らすことにつながるからです。相手が大切な人であればあるほど、ネガティブな言葉を口にさせてはならないのです。
相手にはそれなりの事情があると思いますが、それでも物ごとをどう捉えるかはその人の思考のクセといえます。前向きか否定的か、いずれに捉えようとも、どちらもクセなのです。相手がネガティブに捉えるクセに気がつき、さらに改めようと思わない限りは、あなたが口で言い聞かせたところで変わりません。
あなたとの関係性で縁が深い人というのは、魂的に見ても結びつきが強いです。そうした相手に対しては、同じ空間で一緒に過ごしていないとしても、あなたのエネルギーの状態が大きく影響します。
あなたが自分自身のエネルギーを高めると、その高いエネルギーが周りに波及して、周りの人がそれを感じ取って引き上がっていくのですが、魂的に結びつきが強い人に対しては、想像以上に相手に対してプラスの働きかけをしていることになります。
だからこそ、ネガティブにフォーカスしている大切な人とあえて距離をとり、見えない世界におけるサポートを通して気づきを届けてあげましょう。