気ままな参拝記

氣多大社

参拝旅の締めくくり

駐車場に到着して車から降りると、海が近いこともあって、潮の香りがほんのり漂ってきました。氣多大社は能登国一宮で、御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)です。

 

14時前の陽射しは強く、青空を背景にして照らされた境内が、なんだか南国のような雰囲気を醸し出しています。鳥居をくぐって境内に足を踏み入れると、少し離れた上空に広がる濃い灰色の雲が雷鳴を轟かせ始めました。参拝する間は、なんとか夕立に見舞われずに済みそうかな?そんな気持ちを抱きながら、踏み締めるたびにザクッ、ザクッと耳に心地よく響く玉砂利が敷き詰められた参道を進んでいきます。

趣のある神門を抜けて、社殿エリアに到着。拝殿の奥の本殿を挟むようにして、左に若宮神社、右に白山神社の社殿が並んでいます。夏の陽を浴びつつ、また、雷鳴が轟いているなかで参拝を済ませました。

社殿の背後には社叢(しゃそう)があり、「入らずの森」と名のついた原生林が広がっています。鳥居があるのですが、立ち入ることはできません。その入らずの森の前の道に、境内社の太玉神社と菅原神社が並んでいて、すっきりとしている太玉神社と、合格祈願の絵馬がびっしり並んだ菅原神社とが対照的でした。絵馬といえば、境内の神門の塀伝いに、縁結びの絵馬もずらりと並んでいました。

これもご縁

ひと通り参拝したところで、雷鳴を轟かせる雲がいよいよ頭上を覆ってきました。参拝を終えるまで雨を食い止めてくださったのだと、有り難く思っていると、ふと、境内の“無料の縁結びのお祓い”の看板に目が留まりました。私は普段、無料という言葉に心を動かされることがないのですが、この時はなぜだか、看板から目が離せなくなりました。そして、「お祓いを受けていきなさい。そのためにここへ呼んだのですよ」と言われているような気がしたのです。

 

社務所に立ち寄って尋ねると、お祓いは毎時50分開始とのことでした。その時は14時30分だったので、20分ほど社殿の脇にある「幸せむすび所」で待機することになりました。看板を目にした時、汗だくな状態で拝殿に入ることが憚られたのですが、冷房の効いた室内で待機することで汗も引き、お祓いを受ける状態が調ったのです。

 

幸せむすび所に入ってほどなく、土砂降りの雨が降り出しました。その雨は、お祓いを受ける拝殿に移動する頃には上がり、暑さが落ち着いた拝殿で独り、お祓いを受けることができました。これは後にも先にも特に印象深い参拝になることでしょう。

 

境内を後にして駐車場へ戻ると、夕立がアスファルトの熱を奪って水蒸気が立ち上り、なんとも幻想的な光景が広がっていました。

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