導かれるように…
白山比咩神社へ向かう道すがら、「金劔宮駐車場」と書かれた看板が目に飛び込んできた時、理由もなく引き付けられる感覚になり、気にはなったものの、ひとまず白山比咩神社へ向かいました。
帰路になっても、金劔宮に立ち寄るかどうか迷っていたのですが、前を走る車が吸い込まれるように金劔宮の駐車場に入っていったのです。”あぁ、これは呼ばれているな”と確信して、後に続きました。
金劔宮は石川県最古の神社ともいわれていて、御祭神は瓊々杵命(ニニギノミコト)で、ほかに境内社が6社あります。通り(県道)から10段ほど階段を上がると、青銅の狛犬が迎えてくれます。
拝殿は周りをガラスで囲われていて、そのガラスは鏡のように境内の景色を映し込んでいました。囲いがあるせいか、中に入ると、神聖なエネルギーが籠もっているような感覚を受けました。
同じくガラスで囲われた境内社は、金劔宮拝殿に向かって左側に並んで鎮座していて、隣の乙剣社から順に参拝していきます。拝殿からみて一番遠い招魂社は、他の境内社からも少し離れた場所にありました。
招魂社の階段を上り、祠へと続くアプローチを歩み出したところで、祠の脇に小動物がいることに気づきました。よく見るとテンです。私が参拝する前に、何人も参拝していたはずなのですが、その時はどこにいたのでしょうか。人に慣れた様子はなく、私が近づいていくとササッと林の中に消えていきました。
ということは、ガラスの囲いは獣避けなのかと思いきや、どうやら雪や風雨から守るためのようです。
以前、長野県と群馬県の県境にある熊野神社の奥宮に向かう途中で、ニホンカモシカと遭遇しましたが、こうして神社の境内で遭遇する動物は、もしかしたら神の遣いではないか、と勝手に想像を巡らせてしまいます。
後から知ったこと
境内には正面から入ったのですが、鳥居がないことが不思議でした。実は鳥居は、境内の目の前を通っている県道から、さらに階段(参道)を下った先にありました。境内を車道が(場合によっては線路が)横切っている神社をこれまでも見かけたことがありますが、金劔宮もまさにそうだったのです。
それから、平日の11時を回った時間帯に、参拝者が次々と訪れることに少々驚いたのですが、金劔宮は金運アップで全国的に有名な神社らしいのです。私は知らずに参拝したのですが、参拝の際に御神徳を知らなかったとしても、神様は意に介されることはありません。ただ、そもそも金運アップのために呼ばれたのかどうかはわかりませんが…。