スピリチュアル

なぜ囚われるのか

そこにあるものは…

誰しも心の中に棘のように刺さってなかなか外れないネガティブな感情を経験します。

この世界の現実だけでみれば、そうなるだけの“受け入れ難い出来事が起こったから”ということになりますが、その受け入れ難い状況こそが、魂の成長のために、自分自身で人生の脚本として仕込んでいる、いわば “必要不可欠な出来事” なのです。

 

もちろん意識の上で、そんなこと経験したいわけがない!わざわざ経験しようとするなんてあり得ない!と考えてしまうのは、とても自然な反応です。でも、もし仮に事前にわかっていたらどうするでしょうか?なんとか回避しようと画策するのではないでしょうか。それではまったく意味がなくなってしまうので、出来事を正面から受け止めるために、仕込んだことを記憶から消すわけです。

 

私たちは生まれ変わる度に、何らかの課題に取り組むという目的があります。その人の魂が、今回はこれを乗り越える(克服する)というテーマを決めているのです。課題として選ぶということは、ある意味で弱点とも言えるわけで、それを克服するとなると、むしろ一筋縄ではいかないと考えた方がいいでしょう。だから、それに関連してネガティブな感情に囚われることは、実は問題ではありません。

 

ネガティブな感情に囚われるのは、今世のその人にとって向き合うべき何らかの課題がそこにあるから。いとも簡単にすんなりと乗り越えられる課題では、わざわざ向き合ったり、そもそも課題として設定したりする必要がありません。

「この出来事から学ぶことがあるとしたら、それは何だろう?」と考えてみることは、課題に気づき、乗り越え、そしてネガティブな感情を手放すための一歩を踏み出すことになります。

 

ゆるしを進める過程

「あの時のつらくて苦しい状況があったからこそ、今の自分がある(精神的に成長できた)」と思える経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

大変でつらい状態だ

今になってみると、(もう一度経験したいとは思わないが)貴重な経験だった

心境が変化していることがわかると思います。ネガティブな感情が渦巻いていたことが、前向きに捉えられるようになっています。今では有り難く感じるとか、かえって経験してよかったといったように、負の感情をプラスに変えられた状態といえるでしょう。

 

ゆるしの過程は、それと似たような辿り方をします。

どうしても受け入れられない、もしくは許せない状況があり、それに関わる特定の相手がいます。でもそれは、魂の成長に必要な課題(弱点)に取り組むために、相手の魂と合意の上で自ら人生の脚本の中に仕込んだことだと理解し、腑に落とす作業が必要です。どんな課題を克服するために、その状況になったのかがわかり、納得すると、二度と同じような状況は起こらなくなります。そして、最終的にその状況と相手に感謝できれば、ゆるしを果たせる(ネガティブな感情を手放せる)ことになります。

特に最後の“感謝に変える”ことに関しては、時間を要すると思いますが、これがスピリチュアルにおける、課題とゆるしの奥深さです。

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